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畳を敷いて良かったこと 【冬】

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 1月は10年に一度の大寒波に見舞われて、とても寒い月となりましたね。外は寒いし、外出する気になりませんでした。自然とこもりがちな生活となるわけです。 故に、我が家で過ごす時間が多くなるのは当然なことなのですが、敷いている畳の良さについて気がついたことがありますので、共有します。 底冷えしない  冬になると、部屋の中も冷えます。冷たい空気は重たいため、足元付近の温度は顔付近と比べても低いと言われております。そんな冬の板の間を裸足で歩くのは、末端冷え性の私にとっては耐え難いものです。しかし、畳の上では裸足でも快適に過ごすことができます。現代は床暖房機能を搭載している住宅の増加に伴い、畳の床部分(畳の核となる芯材のこと)が10mm程の床暖房対応畳も登場しております。 気になる方はご自宅の畳屋さんに尋ねてみてはいかがでしょうか。 こたつを設置で安らぎの空間に  冬の象徴的な文化は「こたつ」と言っても過言ではないのでしょうか。 こたつで暖まりながら、畳の上で横になる。人が集えば共に暖をとり、和みの空間を演出するのが畳の部屋のこたつです。畳の部屋にあるこたつは、なんだか心が落ち着きます。 部屋の中が乾燥しない  畳の特徴として、部屋の湿度を調整する機能があります。畳表に使用される「いぐさ」が部屋の乾燥時に水分を放出します。これは、いぐさの内部がハニカム状のスポンジ構造になっているからであり、井草を用いた畳は「天然のエアコン」と呼ばれています。  畳といえば「夏」のイメージが強いかもしれませんが、冬でも畳は部屋を快適にしてくれます。自然素材の床材で通年使用することができ、快適なのは畳の特徴なのではないでしょうか。1300年以上にわたって使用される畳が誇らしく感じます。