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第21回 畳表を製織する

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 私たちが普段歩いたり、座ったりする畳の部分を 「畳表(たたみおもて)」や「ゴザ」と言います。 この部分は「いぐさ」という草からできているのですが、いぐさ農家さんが収穫して乾燥させたいぐさを機械で織り上げていきます。  今日は畳表の製織過程を説明します。 いぐさの長さを分ける 綺麗ないぐさを人の目で選別する 後ろからその姿を見ていると、無駄な動きが一切ありません。 機械にいぐさをセットする 織り上げる 仕上げを行う 天日干し 完成  上記の流れで畳表は製織されます。 また、1日に製織可能な枚数は、織機一台あたり8〜12枚程です。 農家さんがてまひまかけ育てたいぐさは育てて終わりではなく、加工まで行うのです。 こうして自然な環境ですくすく育ったいぐさが、 あなたの部屋の空間の一部になるのです。 畳で悩んだ際は、いぐさの畳表の使用を検討してみてはいかがでしょうか。