パリで日本文化が受け入れられるのか②

 1,パリでは日本の文化が確実に受け入れられている

2,パリではふとん屋さんが畳を販売している



1,パリでは日本の文化が確実に受け入れられている



 前回の続きになります。パリについた筆者は、市内のなかに日本の文化がないかくまなく探しておりました。


すると・・・



日本刀!?が置かれたディスプレイ。場所はノートルダム大聖堂の付近だ。



2,パリではふとん屋さんが畳を販売している


 パリで日本の雑貨や内装を販売されている方々にお会いする事が出来ました。その方々が仰るのは、「フランスではふとん屋さんがいくつかあり、そこで畳を販売しているよ」との事でした。そのアドバイスを皮切りに、パリ市内のふとん屋を回ってみることにした。


すると、ルーブル美術館の近くに「FUTON」の文字が。私が訪れた期間では休業中であった為、直接お話を聞くことができませんでしたが、店内にはマットレスの下に畳が。


どうやら畳が確実に使われているのがわかる。
しかし、畳の部分をよく見てみると畳の四隅は沈んでおり、「もろ目織り」と呼ばれる短いいぐさを使った下級品に見える。

引き目ともろ目の違い。 左がもろ目、右が引き目になる。

(イケヒコ・コーポレーションAmazon出品商品参考)

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「本物の畳の上でふとんを敷いて生活する」というコンセプトで提案することができれば、振り向く人はいるのではないかと思った。



 さらにヒントを得るために他のふとん屋も回った。こちらの店主様は撮影NGで、フランス語でのやり取りだった。

ChatGPTでのやりとりの一部

ChatGPTさんを利用してなんとかやりとりする事ができた。

そこからわかったことを下記に記します。


①パリのふとん屋が使っている畳は9割型、中国産

②ふとんと畳はJAPANESE STYLEにおいて、

セットで受け入れられているということ。


この2点だ。 

これが現地のふとん屋の意見なので参考になる。

ただ、まだまだ深掘りしたい。

なぜ日本産は売らないの?、本物思考のアプローチは取れないの?など山ほど聞きたいことはある。

そこでの回答は理解するのが難しかった。現地の言語を理解する必要性を痛感した。

しかし、畳を扱われている現地の方々が

「俺たちですら本物を知らない」と言っていたのが印象に

残っている。


突然訪問してしつこく聞くのも申し訳ないので、熊本の畳職人さんに作っていただいた国産畳のサンプルをお礼に渡した。

すると、それまで固かった店主の表情は一気にほぐれ、

すごく喜んでいたのは分かった。

ChatGPTを交えた説明を手短に行った。


店主からは握手と「メルシい」(ありがとう)の言葉を受け、私は店を後にした。


その後も何件かふとん屋を回ってみたが、なぜか断られたり、的を得た回答を得る事ができなかった。

自分自身、言語能力を磨かなくてはいけないと感じた。


エッフェル塔の近くにある日本文化会館。寅さんとエッフェル塔がいい感じに向かい合っていた。


そして、次回ではなぜパリで日本文化が受け入れられるのか

私なりに考察してみたいと思う。



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