敷き畳を使ってよかったこと・悪かったこと
日本国内ではかつて、一家に一間は最低でも畳敷きの部屋が存在していた。
現在では、畳を見る機会が少なくなり生活から離れたものになってしまった。畳を見ることができるのは日本っぽい施設・家に行くか、祖父の自宅に行くかであった。
そんな私は畳のないアパートで1人暮らしをしているが、敷き畳といわれる90cm×90cm程の畳を部屋に使ってみた。私にとって正直安くない買い物だったが、国産の畳を使って生活してみたいと思っていたため約8万5千円の出費をして部屋に使ってみた。
その時の感想をこの記事にするので、畳を生活に取り入れるか迷われた方は参考にしてみてください。
敷き畳の導入前と導入後
畳を使ってよかったこと
冷え性の味方
寒さが苦手な方や、末端冷え性の方には畳があると心身の負担を
減らすことができます。
冬時期のフローリングは非常に冷たく、寝起きの時や油断をしている時に冷えた床の上を歩くことはダメージが大きいです。その分、フローリングからくる冷気をシャットアウトし冬における素足での生活を可能にしてくれます。
冬時期は厚手の靴下をはいたり、ブーツをはく機会が増えます。そのため、足は意外にも群れてしまうため、室内にいるときは素足で過ごしたいものです。そんな時にも畳は便利だと感じました。
仕事から疲れて帰った時に畳に寝転がれる
写真は今回部屋に使った畳ではないが、畳の上は気持ちい
日中精一杯仕事をしてへとへとに帰ってきたときでも、畳の上に寝転がることで
一時的に落ち着いた状態になることができます。家に帰ってからもやることはまだまだたくさんありますが、畳の上で一度落ち着いてから始めればいいのです。言い方を変えると、メリハリのある生活にも畳は一躍買っているかもしれません。
お風呂上りに寝転がれる
日本人は浴室に浴槽を設置し、入浴することで体を温める習慣があります。さらに、最近日本国内ではサウナブームが到来しております。サウナで高揚感を得た後には、畳の上で寝転がると非常に気持ちがいいです。銭湯でも畳の部屋があると、気分が上がるものです。
部屋に畳を敷くことで、毎日お風呂上りに至福の時間ができると考えると理にかなった買い物かと感じております。
洗濯物をたたむのが楽
生活をする上で欠かせないのが洗濯です。干して乾いた衣類はたたんで就農するのですが、畳の上で洗濯物をたたむと非常に楽です。私の場合は、畳の上で音楽を聴きながら洗濯物を乾かします。面倒な家事の時間が有意義な時間に変わりました。
部屋からいい香りがする
部屋から畳特有のどこか懐かしい香りが漂います。人工的なフレグランスやお香のにおいが私は苦手なので、自然特有の畳のにおいは全く抵抗感がありません。家の出入り時に香りを楽しめるのと同時に、友人を部屋に招いた際も好感的な声が寄せられました。
おちつく
畳を使うメリットとして、最大の点として挙げられるのが言語化して表すことができない落ち着きを得られる点です。金曜日の夜や寝起きの朝に畳の上に座っているだけでもいいのです。何か落ち着きます。個人的には、畳の上で好きなことをするのが気に入っております。少し難解な本を読むときには畳の上で読みますし、細かい作業をする際も畳の上で行います。これが意外とはかどります。無意識のうちに落ち着いているのだと思いますが。
畳を使って後悔していること
掃除がしづらい
敷き畳を設置することは、意図的に室内に段差を作り上げることを意味します。今までであれば掃除機のみで部屋全体を掃除できていました。しかし、畳の上は座敷放棄を使って、吐き出し窓に誇りをかき出します。休日であればこの掃除スタイルに抵抗はないのですが、現代人にとっては不便なポイントだときっと感じると思います。
ポイント・・・敷き畳を設置するのであれば、窓際がおすすめです。
掃除が楽になります。
値段が高い
私の場合、畳を買うにあたって覚悟が必要でした。1枚8,000円程の敷き畳を9枚購入して、通常の4畳半ほどの広さになります。ただ、畳のメリットを最大限享受しようと思うのであれば、国産のいぐさがしようされており、かつ、床材(心材)に厚みがあるものでなければ返って逆効果です。ケチってはいけない買い物だと思います。しかし、通帳からおろしてこないといけないような出費の覚悟も必要です。
寝転がってスナック菓子を頬張れない
そもそも、寝転がってスナック菓子を食べることは行儀の悪いことです。しかし、それをやってしまうのが人間なのです。ここまでは気持ちはわかります。しかし、食べこぼしや汚れを畳の上に放置しておくと、ダニやカビの発生源となってしまいます。ダニやカビにとっても人間の食べこぼしはおいしいと思いますし、何しろ衛生的ではないですよね。
畳を買う以上は、この贅沢も我慢しなくてはいけないのです。
畳がずれる
特に激しい運動はしていないのですが、ふとした時に敷いた畳がずれているのです。
そして、いつかはそれがおっくうになっていき・・・という経験を今もしております。
裏地にPVCやフェルト等の滑り止めがあったとしても、敷き畳の場合はずれてきてしまうのです。人間が生活している以上は仕方のないことです。
ポイント・・・敷き畳の厚さ・大きさにあった枠を購入することで畳のずれを防止することができます。余分に費用が掛かってしまいますが、畳を使うことがストレスになるのであれば絶対に勝った方がいいです。見た目にもインテリア感が出て、畳に愛着がわいてきますよ。
終わりに
畳を目にする機会が減っている中で、私はあえて高額の国産畳を使ってみました。
すでに室内に和室・畳がある環境と、自らの意思で畳を導入することを比較した時に、
私は畳にありがたみを感じました。純粋に買ってみてよかったと思います。
参考になるかは分かりませんが、金銭的なデメリットを上回るメリットを体感できたので満足満足と。




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